この記事で分かること
- AWS試験勉強方法について
はじめに
この記事では、私個人の勉強方法を参考までに記載します。
肌に合わない方もいると思いますので、参考程度に留めてください。
「資格合格」のみに力点を置いていますので、
800点弱を取得できる力を付ける/付いたらすぐに受験する、ことに心血を注いでいます。
試験ガイドについて
いきなり賛否両論かもしれませんが、試験ガイドは一切見ませんでした。
正確には、ソリューションアーキテクトアソシエイト勉強の時に見ましたが、
それ以降の試験では見ていません。
(ただし後述しますが、そのせいでANSを落とすという
間抜けなミスをしたことも吐露しておきます)
なぜ見なかったかというと、
問題集そのものが、試験ガイドに沿った試験範囲だからです。
ですので、問題集を解くだけで、
自然に要点を抑えて試験範囲を網羅することになります。
勉強方法をご紹介されているブログは多数ありますが、拝見すると、
試験ガイドを最初に確認する
というのをよく見ます。が、私には非効率にしか思えません。
新規試験やAWS試験の黎明期は問題集が無いため、
試験ガイドから地道にやっていくしかないと思いますが、
問題集があるのであれば、それを活用しましょう!
ただし、試験の「改定」にだけは気を付けてください。
改定前の問題集では歯が立たないことがあります。
私がANSを落とした理由です。
既存と同じベクトルの改定であれば、
十分に改定前の問題集でも戦力になるのですが、
ANSの改定はそうではありませんでした。。
よって受ける試験がどれくらい前に改定されたかを
確認する作業はしましょう。
資格取得までに解くべき問題数目安
体感ですが、ざっくりと以下の問題数をこなせば
合格点に届く知識量になるかと思います。
合格に必要な問題数(参考)
- プラクティショナー、アソシエイト:200~300問
- プロフェッショナル:300~400問
- 専門知識:150~200問
試験勉強方法
問題集を用意したら、
それらをいきなり最初からを解いていきました。
そこで分からなかった用語/AWSサービス等を
徹底的に調べていきました。
書籍を読んでから問題集、というステップを否定はしませんが、
書籍が無い試験もあるのと、前述のとおり「問題集そのもの」が試験範囲だからです。
よって、要点をせっかく問題にして纏めてくれているのだから、
これを活用しない手は無いです。
そして、最低3周はします。
ただし、周回している中で「これは絶対にもう覚えたな」
という問題は「〇」を付けて、次の周回においてはスキップしました。
前項で記載した問題数を3周すれば、合格点に大体届く印象です。
が、〇が付いていない問題が多かったりで、自身が無いようであれば、
追加で別の問題集を解くなどを検討します。
最後に何よりも大事なこと「継続」です。
一日10問でいいです。だけど、どんなことがあっても一日10問やってください。
土日に纏めて、もなし。一日10問です!
要は歯磨きと同じです。歯磨きを土日に纏めてやらないですよね。
そして、習慣が付いてきたと思ったら、
20問に増やすとか、試してみてください。
300問って聞くと多く感じますが、
言うて、30日間で一周ですからね。
この一周まで行けたならば、後は早いです。
2週目をやってみてください。
「あ・・、、これ・・なんだっけ!!」と、
記憶は薄いけど、もう少しで出てきそうな感覚を覚えると思います。
つまり、記憶が定着するか否か、の状態に遭遇できると思います。
これは「成長実感」として捉えるべきもので、
モチベーションを維持する秘訣です。
人間って面白いもので、忘れる動物ではありますが、
完全に忘れることもまた難しい動物なんですよね。
おススメ問題集
◆プラクティショナー、アソシエイト
特におススメというのは無く、書店に行って
気に入った問題集を買うのが一番の近道だと思います。
(プロフェッショナル、専門知識と異なり沢山書籍があります)
ソリューションアーキテクトは地味に難しいので、
心配であれば、Udemy等で追加の問題集を購入するのもいいかと思います。
SysOpsの試験ラボは、個人のAWSアカウントで色々試してみる手段もありますが、
外部研修(トレノケート等)を受講するのも大いにアリだと思います。
会社の教育費等で是非受講しましょう!
◆プロフェッショナル、専門知識
ソリューションアーキテクトは書籍も出ており、
良書だと思いますので、是非確認してみてください。(後述します)
DevOpsエンジニアは、書籍は無く、Web問題集頼りです。
しかも2023/3/7から改定されるため、しばらく最難関となりそう。
(サンプル問題も見ましたが、テコ入れされてるなぁという印象)
また、Web問題集としては、以下の順でおススメです。
おススメWeb問題集
- TechStock
- Udemy
- Whizlabs
Tech Stockは、運営が日本人で(おそらく)、説明も非常に丁寧かつ豊富です。
また、誤字脱字等も少なくストレスがありません。
個人的な地味な評価点として、一問ごとに回答⇒解説、となっている点です。
ネックとしては、サブスクリプションで期間が90日間、ということですね。
Udemyは玉石混合なので、気を付けてください。
英語をgoogle翻訳等で日本語にするとどうしても訳が微妙になるため、
日本人講師の問題集を購入したのですが、英語の問題を機械翻訳しただけ、といったこともありました。
(機械翻訳を使うなとは言いませんが、日本語や改行等の校正くらいはしろよ、、と)
結果、英語の評価の高い問題集を購入しgoogle翻訳した方が有用でした。
基本的には、評価が高いものを選ぶのが良いと思います。
また、TechStockと違いUdemyは数十問を一気に解いてからでないと解説に行き着かないので、
結構ストレスが溜まります。
かといって、解説を見に行くために残りの問題をスキップ、というのもアホらしいし。。。
Whizlabsは、ANS(高度ネットワーク、改定ver)とPAS(SAPonAWS)でお世話になりました。
どちらも試験としては日が浅いのに、問題集があったので購入しました。
操作感については、Udemyと同じです。
書籍については、以下がおススメです。
おススメ書籍
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~ - 要点から整理する〇〇〇
プロフェッショナル/高度試験は、参考書がまだまだ少ないのが現状ですから、
書籍を購入するのであれば、ほとんど選択肢は無いかと思います。
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル
~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの良著です。
当時(今も?)唯一のプロフェッショナル対策本で、
非常に丁寧に記述されており、しっかりと作問したのだなぁ、と感銘を受けました。
内容がしっかりまとまっていて巻末の問題数も結構あるので、
特にセキュリティなんかは、これ一冊で合格圏内に届くんじゃないかな、という印象です。
ただし、2023/3時点で、
NWは新試験に対応していない(厳密には対応してなくはないのですが、量が足りない)ので、
ご留意ください。
その他余談
問題集から解いていくことのあれこれ
いきなり、問題集から解いていくのは・・・
という方の気持ちはよく分かります。
Udemy等のWeb問題集は、点数(パーセンテージ)を出しますからね。
正答率:40%、とか見たくない。非常によく分かります。
が、ここで質問ですが、
書籍を読んでから、同じWeb問題集をやったとして、
合格点に届く自信ありますか?
正直40%が50%になるくらいが関の山かな、と。
しっかり読んだのに50%
vs
軽い気持ちでやって40%
の場合、どちらの方がダメージ大きいですかね。
であれば、考え方を変えて、
むしろ「分からない問題」をあぶり出すフェーズとして開き直りましょう。
「分からない問題」は宝石です。
私の経験談ですが、
何回やっても引っかかる/覚えられない問題がありまして、
試験当日の朝に最終復習して、ようやく理解して試験に臨みました。
そしたらびっくり、全く同じではないのですが、
内容としては同じ問題が出ました。
当然その問題は正解だったと思います。
継続は力なり
いや、これ唱えた人、本当にすごい。
ほんとそれに尽きる。。
結局、勉強が続かない理由は、
労力 と 成果
のギャップを感じやすいのが原因だと思います。
こんなに頑張ったのに〇〇点、とか、
こんなにちゃんと読んだのに全然覚えられない、とか。
サッカーのリフティングであれば、
3回しかできなかったのに10回もできるようになった!
とか、非常に分かりやすい。
あと他にはゲームですね。
格闘ゲームであればコンボを決められるようになったとか、
ロールプレイングゲームであれば、Lvが上がって倒せなかった敵が倒せるようになった、とか。
ゲームは、1日2日で成果が出る/成長実感を感じられるものですので、
勉強よりも楽しいかもですね。
みんながみんな「成長実感」を考えて、
好きなことに取り組んでいるとは思いませんが、
勉強との対比を考えたときに上記説明が私の中でしっくりきました。
なので、いかに「成長実感」を得ながら、
勉強していくか、を個人的にはいつも考えています。
チェックの付け方一つでも工夫を
試験勉強方法の項目で、
問題集は解いて覚えた問題は「〇」を付けた、という話を書きました。
これについて、非常に地味な話ですが記述しておきます。
人間誰しも、否定されることは望みません。
ですので、
「間違った」⇒「×」
とチェックを付けるよりも
「正解した/覚えた」⇒「〇」
として、肯定的にする工夫は、
地味ですがモチベーション維持には大事です。
「×」が多いと(「×」が目に入ると)、
「全然覚えていない」「自分はバカだ」という考えが、無意識に芽生えます。
逆に「〇」が増えていくことで、
安心感や達成感、勝利感(?)といったプラスな感情を生み出せます。
資格試験は孤独で、長い戦いなので、
少しでもマイナス要素は減らす工夫をしましょう。
さいごに
持論ですが、資格は取ってから維持をすることの方が大事だと思います。
資格で得た知識を業務に生かし、新しいソリューションを生み、
そしてまた資格を維持して新しい技術を取り込み・・・
という循環を生むためのファーストステップが初回の資格取得だと思っています。
よって取得して終わりではなく、次が延々とあるので、
であれば、効率よく取っちゃいましょうよ、というのが持論です。
ですので、自分なりに効率的に資格を取得する方法を記述したつもりです。
人によっては邪道にも思うかもしれませんが、
誰に何と言われようと取ったもん勝ちです。
また、自分語りな記事ではありますが、
今回記載した勉強方法に行き着いた記事もありますので、
もしご興味があれば以下記事もお読みください。
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2023/03/05 文章を微修正
2023/06/18 文章を微修正
2023/08/13 リンクを追加