資格試験勉強を始める前に・・

この記事で分かること

  • AWS試験勉強を始める前の心構え(興味ある人のみお読みください)

はじめに

非常に自分語りな記事になってしまうので、興味無い人は読まないで問題ないです!
ただ、AWSに限らず資格試験って結構孤独ですし、
自分の学習状況がどれくらいなのかも分かりづらいと思います。

そこで、今後各AWS試験に対し、
何を/どれくらい/どうやって勉強したのかを書いていこうと思っていますが、
まず最初にこの記事では、全体共通事項を記載したいと思います。

私の勉強方法が最善とは思いません。
というのも、勉強方法は人それぞれですので、
極論、自分に合った方法でしか勉強できません。

ただ、私のご紹介する勉強方法が少しでも参考になればと思って、
この記事を書きます。
(が、目から鱗な方法ではありません。そこはそんなに期待しないでくださいね)

参考書+問題集が王道

参考書+問題集に異論がある方はあまりいないでしょう。

2022/11現在、未だに参考書の無い試験もありますが(DAS、MLS等)、
AWS試験は昔に比べて参考書が増えてきているので、
合格の門がずいぶん開けたのだと思います。

必然的に、参考書が刊行されている試験から進めていくのがよいかと思います。

参考書は辞書、問題集は3回繰り返す

これもよくよく言われていることですね(笑)

まず、最初に私の勉強方法をご紹介すると、

  • 問題集から解く
  • 分からない単語やサービスは徹底的に調べる
  • この先何度やっても間違えないと思える問題はチェックを付けておき次回復習時は飛ばす

3回繰り返すのはあくまで「分からない問題のみ」です。
また、「運よく当ててしまった」と思える問題も、繰り返し対象です。
あくまで「何度やっても間違えない」と思える問題のみスキップ、です。
やってみれば分かりますが、3回目にもなると結構スキップできる問題が多いので早いです。

以下、長くなりますが持論も含めて記載します。(長いので興味無い人は読まないで!)

皆さんの周りに、
参考書や問題集をたくさん買って、どれも長続きしないという人を見かけませんか?

日本の初等教育の問題なのか、それとも日本人の気質なのか、それとも私の勘違いなのか・・

私なりに問題点を掘り下げると、どうも1ページ目から、
全てを理解して進めていかなければいけない義務感?に駆られているのかな、
と思いました。
しかし、そんな緊張で勉強が長続きするわけもなく、
すぐにエンストを起こします。

俗にいう「三日坊主」というやつです。

でも私はこう考えます。
三日坊主、ということは、2日間はしっかりやったんだよね?
と。

実は面白い盲点だと思っているのですが、
そもそも勉強する気の無い人は2日もやりませんし、
このブログにたどり着くこともありません(笑)

そうなると、どうしたら長続きするのか、を次に考えてみようと思います。

ズバリ、いかに短いスパンで成長実感を得られるか、ですね。

私なりに考えたヒント(?)を記載します。

最初に初等教育の問題か、、、とぼやきましたが、
さすがに足し算が分からない子供に掛け算を教えるのは大変かと思います。
ですので、勉強するにも順序はあると思いますし、それは否定しません。

が、しかし、それが足枷となって、
頭のどこかで
勉強は1ページ目からちゃんとやっていかなきゃ!
という意識がどこかにあるのかなぁ、、と考えています。
そして前述のとおり疲れてしまい三日坊主。

そこで私がお勧めするのは、虫食い型の勉強です。
先に説明したような、足し算を知らない子供に掛け算は難しい、という場合には実践は難しいですが、
資格試験においては、十分に通用する方法だと思っています。

どのように「虫食い」していくかというと、
最初から「問題集を解く」という方法です。
そして、問題集で分からない箇所を参考書なりインターネットなりで勉強していく。
虫食いなので、良い意味で「分からなくてもいいや」と諦めが入ってくるんですよね。

虫食い勉強法

そして虫食いの場合、学習を進めていくと(問題集の復習を進めていくと)、
次図のように、重なりの部分ができます。
つまり、「深い理解となった箇所が生まれる」ということなのですが、
この「生まれ」を感じられることこそが「成長実感」です。

虫食い勉強法

意図的に学習密度を散らして成長実感を得られるようにして勉強を進めていく

これが私の「コツ」です。
成長実感を得られると、正の循環が生まれるので意外と早く合格圏内に達します。

ポイント

・成長実感を感じられるように工夫する
・おすすめは問題集から解き、分からない箇所を参考書やネットで調べる

良くも悪くも資格試験はベース

資格試験に合格したから、即戦力な人材になったのか!?

と聞かれたら、Noと言わざるを得ません。

ただ、資格を持っていると、個人的には以下のような評価や効果を得られるかな、
と思っています。

  • やる気はあるぞ、というアピール
  • 実業務における成長が早い
  • 成長実感を得られる

業務における成長は
一般的に言って、以下のような形になると思っています。

成長曲線

(資格試験でベースを勉強しているのだから、当たり前といえば当たり前なのですが)
資格を持っていると、すぐに「成長を感じられるタイミング」に差し掛かることが多いように思います。
これは自分自身の経験や、他人を見ていても明らかです。
そして前述のとおり、成長実感は正の循環を生みます。

丸暗記の何が悪い!

これは賛否両論になりやすい論題だと思います。

本質を理解していない、理解できていないから丸暗記はダメ

といった話を聞きます。
これは合っていそうで合っていない、
と私は考えています。
資格試験とか関係なく、ちゃんと私の言葉にすると、

本質を理解するためにベースとなる知識を丸暗記して持っておけ!

です。

本質を理解していない、理解できていないから丸暗記はダメ

と言っている先生は、
例えばですが、3cm,4cmの辺で直角を作る三角形の斜辺は何cmか?
という問題に対し、
何の公式を使うかも分からず生徒が「5cm!」と答えるような状況だったのでしょうかね。

それでは、「三平方の定理」を使って導いたなら、それは本質を理解しているのでしょうか?
皆さんは「三平方の定理」をパッと証明できますか?
おそらく一気に数が減りますよね。
ということは、大多数の人は「本質」を理解していないんじゃないか!?となるわけです。

結局、「本質」という言葉がややこしくしているだけで、
基本的に試験は、丸暗記した知識の量が物を言います。

東大や京大等の難関大学の試験問題は、
公式を覚えただけでは歯が立たず考えさせる問題であるため難しいと言われています。
が、だとしても丸暗記の知識が不要なわけではありません。

私は、この「丸暗記NG」「本質を理解しなきゃ」という強迫観念が、
前述の「1ページ目から読んでしっかり理解しなきゃ」という事象を生み出すと思っています。

話を戻しますが、丸暗記は絶対に必要で、
丸暗記した知識をベースに新しい何かを理解すること/見つけること/作っていくこと、
が大事なんです。

資格試験は、(AWS試験であれば)AWSが、
絶対に覚えてほしい基礎技術を試験として提示している
と考えるべきです。

ですので、丸暗記した上で、
「新しいソリューション」を作ってくれることを彼らは望んでいるのだと思います。

本質どうのこうのと四の五の言わず、まずは覚えろ!

というのが、私の意見ですね。
(勉強方法は「参考書は辞書、問題集は3回繰り返す」参照)

ポイント

・四の五の言わず問題集を丸暗記

余談

別に私は教育者でも何でもないのですが、
学生の時に塾の講師をしていたため、少々話が熱く/長くなりました。

私が思う三日坊主の他例は、

新しく買ったノートの3ページ目までは綺麗に授業を纏めているけど、、、

といったものですねww

また、これも経験談なんですが、
大学受験時にみんなお世話になる赤本や青本ですが、
構成としては、新しい年度ほど最初の方に載っています。
そして面白いもので、みんな
より新しい年度から解いていくんですよね。

よくよく考えれば、過去問を解くステージであれば、
どの年度から解いていっても効果は同じはずなのに、です。

そしてさらに脱線しますが、受験の小手先なテクニックとしては、
5~10年前の過去問が一番効果的だと私は考えています。
(新しい年度の問題を軽視していいという意味ではありません。
ただ、受験問題サイクルというか作問者の立場を考えてみても、
5~10年前の過去問を参考にする可能性は高いと思っています。)

小説は頭から読んでいかなきゃいけないですが、
問題集はそうじゃない。勉強は工夫が大事です。

自分の子供へ何を教えたいのか、
備忘も兼ねて、たくさん書きました。

皆さんの何かの参考になれば幸いです。



-AWS資格取得